赤ちゃんのために絵本の読み聞かせを始めてみたものの、
「ぜんぜん聞いてくれない…」
「途中で飽きて、おもちゃに夢中になっちゃう」
そんな経験、ありませんか?
もしかして、うちの子って集中力がないのかな…と不安になることもあるかもしれません。
でも実は、0〜1歳の絵本じかんに“正解”はありません。大切なのは、
「絵本を通して親子の時間を楽しむ」というスタンスです。
0〜1歳児に向けた読み聞かせのコツ5選と、ついやってしまいがちなNG行動3つをご紹介します。
絵本の読み聞かせのコツ5選(0〜1歳編)
① 声のトーンを変えて感情を込める
赤ちゃんは、「言葉の意味」よりも「音のリズム」や「声のトーン」「表情の変化」に反応します。
感情を込めて、大げさなくらいの抑揚で読んでみましょう。
特に「高め」「やさしい声」は赤ちゃんが好む声質です。
ちょっと恥ずかしいくらいでちょうどいいと思って、思い切って表現してみてください。
② ペースはゆっくり、急がず読む
赤ちゃんは情報処理に時間がかかります。
急いで読み進めるのではなく、子どものペースに合わせ、一枚一枚をじっくり読んであげましょう。
同じページを何度も繰り返すことも、赤ちゃんにとっては大切な刺激になります。
③ 読み聞かせ=“共有する時間”と考える
絵本を最後まで読まなくても大丈夫。
赤ちゃんと一緒に絵を眺めたり、感じたことを言葉にする時間も立派な「絵本じかん」です。
たとえば、
「このドーナツおいしそうだね〜」
「このゾウさん大きいね〜」
と、目線を合わせながら声をかけてあげるだけでも、十分なコミュニケーションになります。
④ 生活習慣の中に取り入れる
読み聞かせを毎日のルーティンにするのもおすすめです。
我が家では
「お風呂→歯磨き→絵本じかん→就寝」
という流れが定着しています。
習慣になると、子ども自ら絵本を持ってきて「読んで」と差し出してくれるようにもなります。
やってしまいがち!NG行動3つ
① 反応がないからとすぐにやめてしまう
赤ちゃんは、はっきりとしたリアクションを返してくれるとは限りません。
でも、耳や目からしっかり情報を受け取っています。
毎日続けるうちに、笑顔が出たり、声を真似したり、少しずつ反応が出てきます。
反応がないからといって、すぐにやめてしまうのはもったいないですよ。
② 長時間読み続ける
「ちゃんと読まなきゃ」と頑張りすぎると、絵本じかん=疲れるものと感じてしまうことも。
赤ちゃんの集中力は、数分が限界です。
その日の気分や体調に合わせて、「ちょっとだけ」「短い時間」でもOK!
無理なく楽しく続けることが、一番大切です。
③ 無理に見せようとする・静かにさせようとする
絵本を最後まで見せようとしたり、「静かにしなさい」と注意してしまうと、絵本じかん=嫌な時間になってしまうことも。
赤ちゃんが他のことに興味を示したら、途中でやめても大丈夫。
絵本はあくまでも楽しい時間のツールなので、強制せず、自由に触れさせてあげましょう。
【まとめ】絵本は“読むもの”ではなく、“楽しむもの”
0〜1歳の絵本じかんに大切なのは、「ちゃんと読むこと」よりも、「一緒に楽しむ」こと。
声や絵に反応していなくても、赤ちゃんは五感でたくさんの刺激を受け取っています。
まずは、気負わず、1日数分からでOK。
読み聞かせが、親子にとってかけがえのない「絵本じかん」になりますように。
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