「うちの子、絵本をまったく読もうとしないんです…」
そんな悩みを抱えるパパママさんは多いでしょう。
育児本や保育園の先生から「読み聞かせは大事ですよ」と聞いても、いざ絵本を広げたら子どもはどこかへ行ってしまう——なんてこともよくあります。
でも、そんなときこそ焦らないことが何より大切です。
■ 無理強いはNG。「ちゃんと聞きなさい」は逆効果
一番大事なのは、絵本に興味がない時期の子どもに無理やり読ませようとしないことです。
「ちゃんと座って聞きなさい」「最後まで読もうね」などと注意したくなる気持ちはわかりますが、これは逆に絵本=「しかられる時間」「退屈な時間」と感じさせてしまう原因になってしまいます。
絵本は本来、楽しいもの。自由にページをめくったり、絵を眺めるだけでも十分なのです。
■ 興味が出るまで、そっと待つ
子どもが絵本に興味を持つタイミングは、本当にそれぞれです。ある日突然お気に入りの一冊に出会い、夢中になって何度も何度も読むことだってあります。
それまでは、親が1人で絵本を楽しむ姿を見せるだけでOK。
テレビをつけず、スマホも置いて、
「今日はこの絵、本当にきれいだな」「このお話、ちょっと笑えるよ」などと独り言のようにつぶやきながら読むのが効果的です。
子どもから興味を示して、近寄ってくるようになります。
子どもは、大人が本当に楽しんでいる様子にとても敏感です。無理に「一緒に読もう」と誘うのではなく、「なんだろう?ママ(パパ)楽しそうだな」と子どもが自然に思えるような空気を作ることが、最初の一歩になります。
■ 「絵本きらい」な今も、悪いことではない
絵本に限らず、子どもにも好みがあります。お絵かきが好きな子、外遊びが好きな子、音楽に反応する子。たまたま今、絵本がその子の「好き」に入っていないだけかもしれません。
だからこそ、「うちの子はダメだ」と思わずに、今のその子のペースを大事にしてあげてください。
絵本はいつでも出会えるもの。焦らなくても、きっかけはきっとやってきます。
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